集中治療センター

医療資源を
集中的に投入し
重症者の
早期回復を図る

集中治療センター長 入江 博之
集中治療センター長
入江 博之

近森病院は、一般病床452床、精神病床60床の計512床の病床を有しています。このうち79床が、ICU、救命救急病棟、HCU、SCUなどの高規格病床であり、中央診療部門としてより集中的な治療に専念できる環境を整えています。
一般病棟では患者さん7人に対して1人の看護師が配置されますが、例えばICUでは、患者さん2人に対して1人の看護師が配置され、高度急性期に対応した手厚い治療、看護を提供しています。また、これらの病棟は、救急外来(ER)、手術室、カテ室、ヘリポート等と動線上の連携を取りやすい配置としており、設備、構造面での充実も図っています。

チーム医療の実践

医師紹介

  • 入江 博之
    集中治療センター長
    入江 博之副院長・心臓血管外科主任部長

  • 小坂 誠 麻酔科主任部長
    日本集中治療医学会 集中治療専門医

  • 杉本 健太郎 麻酔科部長
    日本集中治療医学会 集中治療専門医
  • ICU科長 細田 勇人 循環器内科科長
    日本集中治療医学会 集中治療専門医

  • 野島 宏悦 麻酔科科長
    日本集中治療医学会 集中治療専門医

  • 矢﨑 知子 救急科
    日本集中治療医学会 集中治療専門医
  • 森田 潔 顧問

メディカルスタッフ

  • 集中治療センター
    シニア看護師長

  • ICU看護師長

  • 救命救急病棟看護師長

  • HCU看護師長

  • SCU看護師長

  • 薬剤師

  • 臨床工学技士

  • 管理栄養士

  • 理学療法士

  • 作業療法士

  • 言語聴覚士

  • 臨床検査技師

  • 診療放射線技師

  • MSW

  • 事務

病棟には多職種のスタッフが常駐し、患者さんの変化に迅速に対応しています。医師、看護師をはじめ、薬剤師による処方提案、管理栄養士による栄養管理、理学療法士による立位、歩行訓練など、各職種が高い専門性を活かして互いに連携し、密度の高いケアにあたっています。また、回復後は、次のステップへの移行が一日でも早く円滑につながるよう、医療ソーシャルワーカー(MSW)がサポートしています。

エキスパートナースの活躍

集中治療センターでは、医師の指示のもと、ドレーンなどの抜去を行うエキスパートナース(院内認定)が活躍しています。医師の負担軽減に寄与し、患者さん、ご家族のケアに努め、多職種で構成されている集中治療センターの要として、スタッフ間の調整役も担っています。また、これらエキスパートナースの取組みは、発展的に看護師特定行為研修施設の認定を受けるに至り、当センターでは集中管理の技能実習者を受け入れ、後進の育成に尽力しています。

患者さんのケアを行うエキスパートナース

高規格病床の変遷

  • 2000年

    正式にICU12床が新設され、
    また、HCU20床も稼働。

    ICU12 HCU20
    32
  • 2001年

    重症患者急増のため、ハートセンターを中心とした集中治療室としてCCU12床を開設。HCUは18床に変更。

    ICU12 CCU12 HCU18
    42
  • 2004年

    HCUを2床増床。

    ICU12 CCU12 HCU20
    44
  • 2011年

    「救命救急センター」の指定を受け、救命救急病床18 床を開設。また、ICUを18床に増床し、HCUは18床に変更。

    ICU18 CCU12 HCU18 救命救急病棟18
    66
  • 2012年

    近森病院建築5ヶ年計画の開始に伴いCCUとICUを統合(病棟再編)。また、高知県では初となるSCU15床を北館に開設。HCUは16床に変更。

    ICU18 HCU16 救命救急病棟18 SCU15
    67
  • 2014年

    近森病院建築5ヶ年計画の終了に伴い、HCUとSCUを北館から本館へ変更し、SCUは24床に増床。

    ICU18 HCU16 救命救急病棟18 SCU24
    76
    ※ 現在の集中治療センターの形が完成。
  • 2019年

    病棟再編により、HCUとSCUを配置替えし、HCUは28床、SCUは15床に変更。

    ICU18 HCU28 救命救急病棟18 SCU15
    79

ICU
Intensive Care Unit

スーパーICUとして従来のICUより格段に広い1ベッド当たり面積(以前の基準15㎡→20㎡)を確保しています。血液浄化・人工呼吸・補助人工心臓・体外循環などが同時に必要な状況にも対応可能です。さらに広い個室も完備し、スタッフステーション奥には、臨床工学技士が24時間常駐して生体モニターを監視するウォッチルームが設けられています。

病床数 18床
看護配置 2:1
看護職員 45名(2020/4/1時点)
ICU科長 細田 勇人

ICUでは各科の予定手術後を始め、病棟急変患者や補助循環装置(IABP・ECMO・IMPELLA)を使用する最重症患者の受け入れをしています。クリティカルケア領域・特定行為研修を終了したスタッフも増えており、医師やコメディカルと協働しながらより専門性の高い治療・看護の提供を行っています。
ICUに入室することは、患者さん・ご家族にとって大変不安であると思います。 私たちもすべての患者さん・家族に寄り添える看護の提供を目指しています。

ICU看護師長 山中 京子

診療実績

2019年実績
新規入院数 1,210人
稼働率 80.2%
うち算定率96.2%
在室日数 4.0日

対象患者

  • 意識障害又は昏睡
  • 急性呼吸不全又は慢性呼吸不全の急性増悪
  • 急性心不全(心筋梗塞を含む。)
  • 急性薬物中毒
  • ショック
  • 重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)
  • 広範囲熱傷
  • 大手術後
  • 救急蘇生後
  • その他外傷、破傷風等で重篤な状態

救命救急病棟
(救命救急センター)

救急外来(ER)からの患者さんをいつでも受け入れる体制を整え、医師が24時間対応ています。また、ヘリポートを有しており、三次救急患者受け入れを積極的に行えるように救急外来(ER)との連携を強化しています。設備面では個室を8床にし、1患者さんに1台の電子カルテ、生体モニターを配置するなど、より患者さんを診る精度を上げる工夫をしています。

病床数 18床
看護配置 4:1
看護職員 28名(2020/12/1時点)

救命救急病棟は、救命救急センターの後方病棟で、救急外来(ER)からの受入れを行なっており、昼夜を問わず多くの患者さんが入室されてきます。様々な診療科の患者さんが入室されるため、各スタッフは、幅広い知識とフィジカルアセスメントの能力を高めるよう努めています。
また、突然の入院で不安も大きい患者さんやご家族に対し、適切な関わりができ、急性期から退院後の生活を見据え、連続した看護が提供できるよう、日々、看護カンファレンスなどにも力を入れて取組んでいます。

救命救急病棟看護師長 野瀬 美保

診療実績

2019年実績
新規入院数 1,747人
稼働率 84.8%
うち算定率87.8%
在室日数 3.3日

対象患者

  • 意識障害又は昏睡
  • 急性呼吸不全又は慢性呼吸不全の急性増悪
  • 急性心不全(心筋梗塞を含む。)
  • 急性薬物中毒
  • ショック
  • 重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)
  • 広範囲熱傷
  • 大手術を必要とする状態
  • 救急蘇生後
  • その他外傷、破傷風等で重篤な状態

HCU
High Care Unit

ICUおよび救命救急病棟と一般病棟をつなぐステップダウン病棟として急性期医療を補完する特色を持っています。病棟間連携も重要であり院内連携の要としての機能を持っています。
全身麻酔による術後の方や、一般病棟では管理が困難な状態の方の周術期・急性期治療を行っています。

病床数 28床
看護配置 4:1
看護職員 35名(2020/4/1時点)

HCUには、全科の多種多様な疾患の患者さんが入室されます。観察モニターや人工呼吸器等の機器類に囲まれた特殊な環境下への入室となります。患者さんの変化に早期に気づき、回復が出来るよう安全、安心な看護が提供できるように取り組んでいます。多職種と連携し早期離床、合併症の予防、栄養管理、方向性の検討などに努めています。医学的な視点で身体面のアセスメントをするとともに、患者さんが入院される前の生活状況を把握し、転院調整や退院後の生活を見据えた看護を提供しています。

HCU看護師長 上総 文子

診療実績

2019年実績
新規入院数 1,265人
稼働率 82.6%
うち算定率81.6%
在室日数 5.2日

対象患者

  • 意識障害又は昏睡
  • 急性呼吸不全又は慢性呼吸不全の急性増悪
  • 急性心不全(心筋梗塞を含む。)
  • 急性薬物中毒
  • ショック
  • 重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)
  • 広範囲熱傷
  • 大手術後
  • 救急蘇生後
  • その他外傷、破傷風等で重篤な状態

SCU
Stroke Care Unit

2012年4月当時、高知県下では初めてとなる、脳卒中の専門治療を行う病棟として開設されました。脳神経内科と脳神経外科の医師が協働して診療にあたり、病棟には24時間常駐し、急性期脳梗塞に対するtPA静注療法を適切に迅速に投与できる体制を整えています。病棟内にはリハビリ訓練室を備え、脳血管リハビリを積極的に行っています。

病床数 15床
看護配置 3:1
看護職員 28名(2020/12/1時点)

SCUは、脳卒中(脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血)の患者さんを受け入れる専用病棟で、専門知識を持った医師が中心となり、急性期治療と看護、リハビリを行います。脳卒中の救命率向上、在院日数の短縮、在宅復帰率の向上、長期的な日常生活能力と生活の質の改善を図ることを目的としたチーム医療を実践しています。
脳卒中は早期の治療やリハビリテーションが、その後の回復を左右します。SCUでは、多職種との連携を密に行い「全ての患者さんがその人らしい生活を取り戻すための、最大限の援助・看護を提供する」を目標にチーム一丸で、社会復帰に向けてサポートしています。

SCU看護師長 永野 智恵

診療実績

2019年実績
新規入院数 661人
稼働率 92.2%
うち算定率84.3%
在室日数 8.8日

対象患者

  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • くも膜下出血