血液内科

血液疾患の早期診断・治療を
目指すと同時に、患者さんの
クオリティ・オブ・ライフを保持。

診療方針と特徴

当科は2016年2月に発足しました。当院には多数の内科患者さんが、また、ERには多数の緊急の患者さんが来院されています。
そのなかには血液癌、自己免疫疾患、凝固因子欠乏症など様々な血液疾患が隠れています。血液疾患は進行が速いものが多いため、早急に診断し、治療を開始する必要がありますが、県内には血液内科の専門医が少なく、これまでは基幹病院に患者さんを紹介し、診断から治療までを委ねる必要がありました。しかしながら、基幹病院は満床である場合が多く、紹介までに時間を要することが多々あったようです。当科が開設して以来、当院での早期診断・治療が可能となりました。

医師紹介

部長 上村 由樹 Yoshiki Uemura

Field [得意分野]

血液内科一般
当科では種々の貧血、多血症といった赤血球数の異常、血小板数の異常、原因不明の出血傾向を有する患者を診療しています。また、悪性リンパ腫、白血病、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫といった造血器腫瘍については、65歳以上の高齢者を対象に治療を行っています。

Message[患者さんへのメッセージ]

検診で原因不明の赤血球、白血球、血小板数の異常を指摘される場合はもちろん、「顔色が悪い」「手足にあざができる」「リンパ節が腫れる」など、比較的ありふれた症状のなかにも実は血液の病気が隠れていることがあります。しかし、どの病院に受診すればいいのかが分からないという方々も多いのではないでしょうか?これらの症状が現れた場合は、お気軽に御相談ください。できる限り丁寧な診療を心がけています。

Qualifications[資格等]
    医師の専門性資格(医政総発0124第1号通知に準ずるもの)
  • 日本血液学会 血液専門医・指導医
  • 日本内科学会 総合内科専門医・指導医
  • その他資格等
  • 日本がん癌治認定機構 がん治療認定医
  • 高知県骨髄バンク推進協議会 副会長

主な疾患と治療方法

赤血球数、白血球数、血小板数の異常を指摘された場合、まずは造血の場である骨髄に異常がないかどうか、骨髄穿刺にて調べます。うつぶせになり、腸骨の一部に局所麻酔を施し、そこから骨髄穿刺針にて骨の中にある骨髄液を数cc採取します。通常15分程で終了しますが、施行後止血のために30分~1時間程仰向けで安静を保つ必要があります。この検査は外来で行うことができ、終了後は帰宅し、通常の生活が可能です。
急性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫といった血液癌に対する治療法としては、通常化学療法が行われます。65歳未満の若い患者さんの場合、治癒あるいは長期生存を目標に、強力な化学療法や骨髄移植などが適応になるため、高知大学医学部附属病院や高知医療センターにご紹介します。しかし、実際には血液癌は高齢での発症が多く、治癒を目指す強力な治療は副作用や合併症で命を落としたり、寝たきりになるなどのマイナス要素が強くなります。そのため当科では、患者さんの病態に応じた無理のない治療で、できる限り生活の質を保てる治療を行うよう心がけています。

診療実績