作業療法科について

 生活の中での問題点に対して医学的知識に基づいた分析・予測を行い、主に生活における目的活動に直接的・間接的・代償的に作業療法士(Occupational Therapist,OT)が関わり、人と環境との適応を心身ともに訓練・支援・援助していく部門です。

  現在、作業療法科では、急性期から状態に応じた日常生活を取り入れていけるよう24名のスタッフで365日サービスを提供し、入院早期より患者さんの日常生 活に応じた基本的な動作訓練はもとより実際の場面での訓練も行っています。主な疾患としては、脳卒中や神経難病を中心に、整形疾患、廃用症候群に対しての 訓練も行っています。急性期病院の作業療法の役割として、早期離床、廃用予防や二次的合併症の予防などが挙げられていますが、その中で作業療法の得意分野 である日常生活活動は、早期より医師の指示のもと離床をはかり食事や整容、排泄動作などを通して回復期病院や在宅、維持期での生活をイメージするきっかけ となるよう努力しています。 また、家族構成や生活背景に応じて主婦や一人暮らしであれば、必要となってくる日常生活関連動作である調理や洗濯などの家事動作に対して動作訓練や指導、 手順の確認などを行い必要に応じて自助具の紹介も行っています。高次脳機能障害や重度の麻痺を呈している場合などは、環境設定を行うことで、食事動作の自 立や車椅子への移乗、移動の介助量軽減につなげていき生活範囲の拡大を図っていけるよう自助具や福祉用具を揃えています。その他、就労に関して、高次脳機 能障害のスクリーニング評価やパソコン、ドライビングシミュレーターを実際に使用しての訓練も行っています。

 今後も在宅とは異なる生活環境で、日常の生活を早期よりイメージできるよう日々の訓練の中で努力していきます。

■認定資格
3学会合同呼吸療法認定士 1名