看護部

副看護部長 / 武田直子

■地域移行・地域定着を推進し、地域生活を支援する

 平成27年度は、近森病院の中の精神科であり、かつ、就労支援・在宅支援を多職種チーム医療で実践する総合心療センターというひとつの独立した機能をもつ精神科としての機能を強化してきました。
 60床の精神科急性期治療病棟を有効に機能させるために、今年度の戦略を各部署で話し合い実践してきました。

 下記に関してはこれまでと同じ体制で、より、多職種間や地域・福祉等とののカンファレンスを充実させてすすめていきました。

  • 入院時から退院支援に取り組むために看護師の役割を果たす
  • 在宅生活(地域移行)へむけて、合意形成を大切にカンファレンスの実施、退院前訪問などに積極的に取り組む
  • 医療保護入院者退院支援委員会の開催、充実
  • 外来、在宅部門(デイケアメンタル、パティオ、訪問看護ステーションラポールちかもり)の強化と地域連携の強化
  • 治療グループの内容を充実させる
■急性期病院の精神科の機能を強化し、役割を果たす

 今年度は下記の点での体制が変わりました

  • 近森病院内での連携強化
     これまで、心療センターの看護部長が訪問看護を含めて統括し、近森病院看護部代表者会に属していたが、5月より、近森病院副看護部長が、病棟、外来、デイケアを担当し、近森病院看護部長を補佐していく体制となりました。近森病院内の連携をより強め、一般科病棟、精神科病棟での患者やスタッフをめぐる動きにたいする理解を深め、看護にあたっています。
     リエゾンチーム活動は、診療報酬の算定を準備中ですが、外来、病棟の認定看護師3名が、医師、多職種と連携し、毎日交代で一般病棟からの要請に応えられるように活動を続けています。精神科の併診による医師の負担の軽減とともに、タイムリーに患者さんや一般科看護師のニーズに応えられるように心がけています。
  • 病棟間の連携強化~患者の受け入れをスムーズにする
    5階が閉鎖病棟、4階が開放病棟でそれぞれの機能の特徴があり、独自性をもって運営してきましたが、フロアは別であっても一つの精神科急性期病棟の役割を強化できるようにしてきました。勤務を助け合う、師長が双方に入る、外来との連携を強化して、入院が受け入れられる体制を強めています。

  • 教育活動の充実
    副看護部長が近森会グループ、近森病院の教育代表者として参加し、教育活動に関与する体制とし、フィジカル部門ががメンタルを学び、メンタル部門がフィジカルを学ぶことができる双方向性を強めてきました。また、総合心療センター内では、教育の専従はいないので、各職種や管理職、チームが責任もって、研修会の開催、運営、参加していく体制をつくっています。学会などで研究発表できるようにスタッフが研鑽してきましたが、研修会に参加した内容を自部署や病院に還元していくことを明確にして、活躍できるように支援しています。
    患者さんに必要であり、選ばれる精神科であるように、また、急性期病院のなかでの精神科の機能を強化できるように、看護の質を高めて対応していきたいと考えています。

※人材育成、目標管理、学会・研究会発表は近森病院看護部をご参照ください