Hybrid OR(ハイブリッド手術室)

体への負担が少ないTAVI(タビ)とは?

心臓にある弁に障害が起こり、本来の役割が果たせない状態を「心臓弁膜症」といい、外科的治療(胸部を開口し機械弁や生体弁に入れ替える弁置換手術)を行っていました。ただ高齢のため体力の低下やその他の疾患などのリスクで、外科的治療を受けることをあきらめていた方に、カテーテルを使って人工弁を留置する新しい治療方法です。欧州では2002年に世界で初めて実施され、現在では世界60カ国以上の国々で7万人以上の患者さんに使われています。

TAVIのメリットとは?

  1. 高齢のため体力が低下している方や、その他の疾患により外科的治療ができなかった患者さんに適応できる新たな治療方です。
     
  2. 外科的治療とちがい開胸しない、心臓を止めずに、カテーテルを使用して心臓へアプローチをする、体に負担の少ない方法です。
     
  3. 治療時間や入院期間が短く、比較的早く社会復帰が期待できます。
     
TAVIとはどのように施術しますか?

TAVIはカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入します。アプローチは基本的に足の付け根にある血管から行いますが、血管の状態によっては胸の鎖骨間に数センチ切開をおこない心臓の下部より直接カテーテルを挿入します。
留置する人工弁はカテーテルの先端に小さく折りたためた状態で心臓内の弁上まで持っていき、バルーンという小さな風船で押し広げます。その後バルーンを抜くと人工弁は心臓内の内側に留置されます。

 
プラグインが必要です。

経大腿アプローチ(TransFemoral)

プラグインが必要です。

経心尖アプローチ(TransApical)

ハートチームとは?

TAVIを行うにあたって、心臓血管外科医、循環器内科医、麻酔科医、放射線科医をはじめ看護師、臨床工学士、放射線技師などが協力して治療にあたる「ハートチーム」が結成されています。
多くのスタッフが各々の経験や知識を駆使し、チーム一丸となって患者さんをケアいたします。 TAVIは多くの検査と緻密なプランニング、また術後の管理まで全てを一貫してハートチームが行います。

Question?

TAVIの治療で、皆さんが疑問に思うことや、良くある質問を記載しています。

TAVI(Transcatheter aortic valve implantation)とは?

経カテーテル的大動脈弁留置術
重症の大動脈弁狭窄症に対する新しい治療法で、開胸することなく、また心臓も止めることなく、カテーテルを使って人工弁を患者さんの心臓に留置するため、患者さんの負担が少なく、入院期間も短いのが特徴です。高齢や別疾患で外科的治療が行えない方に有効です。

ほかにTAVIを実施できる施設はありますか?

TAVIの実施施設一覧は下記サイトをご覧ください。
TAVI情報サイトhttp://tavi-web.com/institutions/index.html

TAVIについてのお問い合わせ

TAVIをはじめ、大動脈弁狭窄症の治療に関するご相談などは、
かかりつけの医師とご相談のうえ、
近森病院循環器内科または心臓血管外科までご連絡ください。
月曜日に「TAVI外来」も開設しています。