相談役 近森正幸のドキュメント document

相談役 近森正幸のドキュメント

相談役 近森正幸のドキュメント

ひろっぱ Vol.416 2021年3月号

近森病院(本館、北館)の病棟機能の再編成について

近森病院
院長 近森 正幸

今回、近森病院の本館と北館の病棟機能の再編成を4月から行うことになった。

将来の近森病院の診療機能の集約化を考え、本館は手術や処置、検査を行う超急性期の患者および急性期重症患者の病棟となり、北館は急性期ではあるが栄養サポートやリハビリ中心の安定期の患者の病棟となる。

具体的には図の如く、本館はICU、救命救急、HCU、SCUの重症病棟及び5B、5Cの高度急性期病棟はそのままで、7A病棟に整形外科、6A病棟に血液内科、呼吸器内科、形成外科、6B病棟に脳神経内科、脳神経外科、6C病棟に消化器内科が移動し全館超急性期の病棟になる。北館も北2病棟の重介護病棟、北4病棟の地域包括ケア病棟はそのままで、北3病棟は内科系安定期、北5・6病棟は整形外科中心の外科系安定期の病棟になる。それとともに外来心臓リハビリ訓練室が総合心療センター2階に拡充され移転するとともに、リハビリが必要な患者にはそれぞれ6カ所のリハビリ訓練室が整備される。

この病棟再編成で本館は超急性期で「生命を守る医療」、北館は安定期で「在宅復帰を推進する医療」とそれぞれの医療機能が分離され、それに専念することで医師、看護師はじめ多職種の業務の飛躍的な効率化が図られるとともに、本館、北館間の患者搬送業務が著しく削減されると考えている。

編成後の図